家づくり勉強会のご案内

あなたの街のアドバイザー



 
この名前は1995年に私たちNPO「シックハウスを考える会」の現理事長である、上原裕之氏が命名した言葉です。
それよりも以前には「シックビル症候群」と呼ばれ、アメリカなどで大きな社会問題化した事件がありました。この「シックビル症候群」と同じく、室内の空気汚染を原因とする「目のチカチカ」、「めまい」と言った不快感や健康障害が住宅で引き起こされる状況を「シックハウス症候群」と言います。
つまり、シックハウス症候群とは、
『建築物(住宅・ビル・学校)など閉鎖空間における室内空気汚染原因物質である、揮発性有機化合物や粒状物質、その他の無機・有機ガス成分、あるいは放射性物質による健康障害である。』と定義されます。
従って、そこを離れるとそれまでの不快感や健康障害からまるで何も無かったかのように開放されるのです。今や「シックススクール」なる言葉も出てきています。職場のみならず、家までも。果ては学校までもが化学物質による室内空気汚染の現状にさらされているのです。

 

主な原因物質として取り上げられているのは、ホルムアルデヒドと呼ばれているものです。
子供の頃学校の理科室の棚にあったカエルの標本は透明の液体に浸かっていましたよね。
あれはホルマリンといって強力な防腐剤になっています。
あれが気化したものがホルムアルデヒドなんですね。
このホルマリンは接着力がUPして防腐・防カビも実現できるし、しかも安いときてるので建材メーカは当たり
前の様に使ってきました。もちろんそういう工業製品として狂いが無く、クレームになりにくい建材を求める声
がたくさんあったのも大きな要因です。
私たちを含めこの問題に取組む多くの研究者等は、ありとあらゆるところで使われているこのホルムアルデヒ
ドをまずは優先的に排除していこうとしています。
関係省庁、学識経験者で構成された健康住宅研究会では、優先取組物質としてこの他にもトルエン、キシレ
ンを、さらに防蟻剤、可塑剤、木材保存剤の3物質・3薬剤を指定して人体への影響など調査研究しました。
その後の調査・研究は、室内空気対策研究会に引き継がれています。


 
はっきり言ってこれを断定できる検査・診断方法はないのです。
これは「アレルギー疾患」(花粉症など)や「化学物質過敏症」(家に原因を特定せず、いつどこでも化学物質
に過敏に反応してしまう)と言った異なる疾患との区別が非常に難しいからです。
従ってこの疾患について詳しい医師であっても「シックハウス症候群の疑いが強い。」などとあいまいな診断し
かできないのが実情なのです。私たちは「医学的診断」、「住宅の揮発性有機化合物濃度測定」、「住宅診断
」の3要因から総合的に判断するようにしています。
新築して入居したがなんか体がだるい、即「シックハウスだ!」「欠陥住宅だ!」ではなくて、冷静に受け止め
て客観的に判断する態度が必要ですね。だからといって、お一人で抱えて悩む必要も全くありませんよ。
私たちはそのための最初の窓口になれるよう調査・研究を行っています。
また、財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターでもこの問題についてのアドバイスをしていますから、
お気軽に相談されるとよいでしょう。